AI倫理ポリシー
株式会社コドモン(以下、「私たち」といいます。)は、「子どもの育ちや学びを社会全体で支えられる世の中へ」というビジョンのもと、保育・教育・育児現場における様々な課題をテクノロジーで解決し、子どもを取り巻く環境を改善するために各種サービスを提供しています。
AI技術は、このビジョンを達成するための強力な手段となり得ます。私たちは、AI技術を正しく活用することで、保育の質の向上、業務のさらなる省力化、そして子どもの健やかな育ちへの新たな気付きを提供できると信じています。
同時に、私たちは、AIの利用が「子ども」という最も繊細な配慮を必要とする対象に関わること、そして保育・教育という「人の温かみ」が不可欠な領域で活用されることを深く認識しています。
私たちは、AIを「人に取って代わるもの」ではなく、「人の専門性や愛情を支援・拡張するもの」と位置づけ、AI技術を導入・活用するにあたり、子どもの生きる権利・育つ権利・学ぶ権利を尊重し、社会全体のウェルビーイングに貢献するため、以下の原則に基づき行動することを約束します。
子ども・保護者の皆さまとの約束
- 子ども中心
- 私たちは、AI技術を導入・活用するに際しては、子どもにもたらされる価値を中心に検討します。「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というミッションのもと、子どもの権利・個性が尊重されるように運用・設計を行います。
- 全ての子どもを取り残さない
- 私たちは、AI技術の導入・活用がもたらすメリットが、地域、家庭環境、施設の種類などに関わらず、全ての子どもに対して公平・平等に行き渡るように努めます。全ての子どもが、その背景に関わらず等しく尊重され、健やかに育つ機会をAI技術によって支援することを目指します。
- セキュリティ・プライバシーの確保
- 私たちは、子どもの成長記録、健康状態、写真・動画など、極めてセンシティブな個人情報を扱っていることを深く認識しており、子どもや保育・教育者、保護者の皆様に安心してご利用いただくため、外部のAIサービスを利用する場合を含め、AIの設計から運用までのサイクル全体にわたって高い安全性と信頼性の確保に努めます。
個人情報保護法を中心とした関連法規およびガイドラインを遵守することはもとより、倫理的にも高い水準のプライバシー保護体制を構築し、セキュリティ・プライバシーが確保され、皆さまに安心してご利用いただけることが確認された場合にのみAI技術を導入・活用します。
保育・教育者の皆さまとの約束
- 保育・教育の専門性の尊重
- 私たちは、保育士や教員など、専門的な知見と経験を持つ現場のプロフェッショナルを尊重します。AIが保育や教育の判断を「代替」するのではなく、現場のプロフェッショナルがより高度な判断を行うための情報を提供し、業務負担を軽減することを目的とします。常に現場の声を尊重し、現場との対話と協働を通じてAIの開発・改善を進めます。
- AIリテラシーの向上と情報提供
- 私たちは、日々進化するAI技術について、保育・教育者や保護者、自治体の担当者の皆さまが正しく理解し、安心して活用できるよう支援していきます。そのために、AIの仕組みや特性、活用時の留意点などに関する情報提供や学びの機会を継続的に提供するよう努めます。
社会との約束
- 不当な差別の防止とバイアスの抑制
- 私たちは、AIが性別、国籍、家庭環境、発達状況などに基づく不当な差別や偏見を助長しないよう、データの取り扱いや、システム設計の段階から継続的に検証・改善を行います。
- 透明性・説明責任の徹底
- 私たちは、AIをどのように利用し、AIの支援を受けて私たちがどのような判断を行ったのかについて、保育・教育者や保護者の皆様に対し、可能な限り平易な言葉で説明する努力を続けます。AIの利用によって万が一、予期せぬ結果や問題が生じた場合、その原因を究明し、誠実かつ迅速に情報開示と対応を行います。
本ポリシーは、AI技術や社会状況の変化を踏まえ、継続的に見直し・改善を行っていきます。私たちは、テクノロジーの力を活かしながらも、人の温かみを中心に据えた保育・教育環境の実現に貢献していきます。
2026年1月9日 制定