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2020.10.30 #メンバー紹介

【コドモンの中の人 Vol.30】まだ見ぬ「遠く」へ!経営×開発で生み出す、強い組織と新たな世界

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【コドモンの中の人 Vol.30】まだ見ぬ「遠く」へ!経営×開発で生み出す、強い組織と新たな世界

こんにちは!コドモン人事です。

インタビュー形式で、コドモンの中の人を紹介していく、この企画。シリーズ第30弾は、インフラエンジニアとしての入社ながら経営にも深く入り込み、プロダクトと組織の開発に全力投球しているDevOpsチームリーダーの榎戸さんです。

起業を見据えたチャレンジと、勉強の日々

———どんなキャリアを歩んできたのですか?

高校2年生くらいから企業経営に興味を持って、会計や財務が重要だと分かったので税理士を目指していたんです。専門学校ではひたすら簿記の勉強をしていたのですが、これがすごく大変で……2年間くらいは毎日のように10時間以上勉強していましたね。

学ぶうちに「会計も財務も、企業経営の手段の一つで、それらを使いながらどうやって会社を大きくしていくのかということを学びたい」と思うようになって、税理士になるのは辞めたんです。もう少し幅を広げて勉強しようと思って、友人がいる会社の手伝いをしたり、家電量販店で携帯電話の販売もしました。

そこでは、携帯以外にモバイルルーターも売っていて、競合ルーターとの違いを説明できるようにWi-Fi回線の規約や特徴を学び、いろいろ調べるうちに……技術や知識で物やサービスを生み出すことができる、エンジニアってかっこいいなと(笑)。それでエンジニアになろうと思い立って、完全に未経験からでしたがエンジニアとして採用してくれるところを探してファーストキャリアを歩み始めたんです。

MSPっていうマネージドサービスプロバイダ……つまりいろんな会社のサーバーを監視するような仕事で、インフラ構築サーバー監視を2年半くらいやっていました。

未経験からだったので多くのことを勉強させてもらったのですが、もともとの興味である「サービスを自分の技術力で生み出しつつ、経営にも携わってそのサービスをどんどんグロースさせていくようなキャリアの実現」は難しいと感じました。さらに、お客様のソースコードをいじるわけにはいかないので、根本的な解決に関われないもどかしさを何度も経験して、プログラマサイドにもチャレンジしたいと思うようになったんです。

そしてちょうどこの時期に息子が生まれたんですよね。なので転職する際のキャリアは、新しい分野にチャレンジするプログラマと、これまで積んできた経験も活かせるインフラエンジニアのどっちに進むか悩みました。結局、興味も強いし積み上げていくことを選んで、インフラエンジニアでのキャリアを継続すると決めたんです。

そして転職した次の会社は漫画やゲーム、動画配信などのモバイルアプリやwebサービスをリリースしているベンチャー企業でした。インフラ環境の整備にまで手が回っていない状況だったので、ネットワークの整備やサーバー移行をやりつつ、レガシーになっていたCI/CD部分や監視環境の整備をしました。

入ってすぐに監視ツールを入れたんですが、視覚的に見づらくて不具合検知のときに他のエンジニアに見てもらえなかったんですよ。ただ、問題を早期発見するためにも監視は組織文化にしないといけないから、いじってて楽しい、興味を惹かれるツールじゃないとな、と思ってほかのツールに乗り換えたいと考えました。

そこで使うことにしたのが「Prometheus(プロメテウス)」。この頃は日本での利用実績として参考になる記事がほとんどなくて、英語で書かれたドキュメントに苦戦しながら勉強しました。

そして得た知見を「1万台のサーバを同時監視できると噂のPrometheusを導入してみた」みたいなタイトルで会社のブログとして出してみたんです。
その結果、他社に遊びに行ったときに「この記事見たことありますよ」って言ってもらえるくらい、かなりの人に見てもらえて!すごく嬉しかったし、実施から発信までして結果が出たという意味で、自分の中でも大きな経験でしたね。

おかげで事例紹介という形で登壇も経験して、自分の中では「エンジニアって、閉じたせまい世界じゃなくて、他の会社とどんどん交流していくこともできるし、行動を起こせば世界を広げられる仕事なんだな」と気づいたんです。

その後Goのコードを書き始めて、バッチとかAPIを書き、もともとのインフラという職種と掛け合わせてSREに自然と寄って行きました。だんだんコードが書けるようになってくると、改めて「自分でプロダクトを作って起業したい」という気持ちが再燃してきて、エンジニア不在のベンチャー企業に飛び込みました。会計的な要素でも会社に貢献できたりして、リプレースしながらグロースして行こうというフェーズだったんですが……。1年経たないくらいで、社長の意向により事業を閉じることになってしまったんです。

でも短い期間とはいえ、人数も少なくゼロから何かを作り上げて成長させていかないといけないというプレッシャーの中、技術判断やユーザー判断をしてきて、とてつもなく大変だったなと思ったんです。こうやって事業をグロースさせていく人たちって、本当にすごい!という感覚を得ることができました。入社時は、今思えばまだ「雇われ思考」だったのですが、そこでやっと雇われ思考がなくなったんですよね。

こればっかりは経験しないと得られないものだと思っているので、経験できてよかったなと思っています。

———なぜコドモンに入社しようと決めたのですか?

とはいえ事業を閉じることになり、経営も近い位置でチャレンジをしたくて飛び込んだのに、それが叶わない状況になったことで転職を考え始めました。そのときにコドモンから声をかけてもらったんです。自分で会社を立ち上げようかという考えも持っていたので、悩みながらいろんな会社の話を聞いていたんですよ。

その中でコドモンを選んだ理由として大きく3つありました。
1つ目はやっぱり自分自身に子どもがいたということですかね。身近な課題として目が向いていたし、日本ではほとんどの子どもたちが、個性や発達状況にかかわらず同じ教育を受けている印象で……教育のジャンルにたずさわることで、そういう部分も変えていきたいと思っていたんです。

2つ目は投資家に頼らずに自己資金だけでやっている会社だったということですね。出資者の意見や期待に左右されることなく、自分たちの考えで経営していけるというのは非常に魅力的に感じます。

3つ目は、コドモンではインフラエンジニアとしての転職になるので、いままで自分が培ってきたスキルセットで勝負できると思ったこと。入社前のイメージでは自己研鑽するというよりも自分の貯金で戦える部分が多いので、もともとやりたかった起業準備も同時にできるんじゃないかなって思ったんです。

ただ実態は……やる時間がなくて全然できてないですね(笑)!パフォーマンス出る前提での転職でしたが、インフラエンジニアだけをやっていればいいという状況ではなかったんです。まあ、それはそれでベンチャーらしくていいんですけどね!

コドモンでのチャレンジは今しか得られない大きな経験があると思っているので、まずはコドモンに全力で取り組んで、開発の問題にとどまらず企業経営の観点まで一つずつ手をつけて全部の問題を片付けていこう!という気持ちです。

遠くまで行きたいならみんなでやれ!

———入社後はどんな仕事をしてきたのですか?

入社してすぐは、改善できそうなポイントのために現状をいろいろと評価をしていて、課題ある部分にインフラ的なアプローチを考えたり、同じチームの栗崎さん市川さんと話しながら準備を始めてました。

僕がジョインしたタイミングは大きな転換期で、アーキテクチャチームが発足して、僕もそのメンバーとして動くことになったんです。コドモンが目指す未来のために、どうやって技術スタックを変えていこうか、組織をどうしようかというのを考えながらいろいろなフレームワークを試してきました。

アウトプットは一通り方向性が固まってきて、コードも大枠が固まって、ブラッシュアップ段階なので新しいアーキテクチャの土台はできてきています。プロダクトとして出すのはまだまだ先の話ですが、これからが楽しみです。

入社してからずっと全力疾走していて、方針を決めたり検証したり、かなり濃密ですね。意思疎通の時間が多く必要だったので昼間はミーティングだらけになってしまって……。夜にコードを書いて検証したり、コーチングの勉強と強化のためにまずは自分でコーチングも受けました。マネージャー会議にもアーキメンバーとして参加し、さらに役割が増えていきました。

最近また組織再編があって、苦しい中でも開発をして頑張ってくれているメンバーをプロダクト開発組織の中心において、アーキテクチャを考えてきたチームもそこに紐づいて、いよいよ次のフェーズに入りました。

僕は元々期待されていたSREという役割もこれまで手放した状態だったのですが、改めてインフラとQAをまとめてリーダーシップを取る立場を任せてもらうことになったので、数年先のコドモンが世界で戦えるようになるための基盤づくりをしっかりやっていくのも楽しみです!

経営にも踏み込める環境に身を置けているので、いまはひたすら頑張る以外のことを考えていないですね。

———働く上で大事にしていることは何ですか?

ひとつの考え方として大事にしているのは「早くやりたいならひとりでやれ、遠くまで行きたいならみんなでやれ」って言葉です。

3年前くらいまでは「個人でどれだけバリューを出すか」ってことにとらわれていたんですが……個人のバリューだけを追求するなら、一人でやれって話だと思うんですよね(笑)。

早くやってたどり着ける、ある一定のところに個人の限界があると思っていて。だからこそ、みんなでもっと遠くまで行こう!っていう考えのもと、「会社」という組織が形作られたって歴史があると思っています。自分も会社としてしか出せないバリューがあるって思ってるから組織に所属しているわけで。そこは意識してやっていかないと、と思ってます。チームスポーツの中でひとりだけ上手くても優勝できるわけじゃないですからね。

だからこそチームの認識をそろえるっていうところは、すごく大事にしています。ビジネスの認識でもあり、コンテキストをそろえるという意味でもあり。相手や自分に対して思っていることの認識をそろえて、相互理解は気をつかっていますね。

自分が思っている認識と、他の職種が思う文化や認識をしっかりそろえて、同じ方向を向いて進んでいきたいなと思ってますね。

世界を変えるプロダクトをこの手で作る

———コドモンでやりたいことはなんですか?

前述した通り、組織や経営に興味があるので、真の意味で強い組織を作っていける存在になりたいですね。いろんな人の信頼をちゃんと得ていろいろ動かしたりとか、一緒に働いている人たちが気持ちよく、認識が揃っている状態が理想です。

組織を作り上げたい理由としては、会社をすごく大きくしていきたいんです。事業が「遠く」まで行った先の姿を僕はまだ見たことがないし、その軌跡を歩んだことがないので人生でやり遂げたいと思っています。

「遠く」というのは、法律とか行政を変えていけるプロダクトにするっていうことで、それがエンジニアをやっている中での目標なんです。要するに「世界を変える」ってこと(笑)!

普及が進んだTwitterやFacebookって、地域によっては国の規制がかかったりしてるじゃないですか。行政が無視できない規模になったときに、社会インフラになっていくんだなって思うんです。今のコドモンは業界No.1だけどまだまだ母数が少ない。コドモンの動きで、保育業界から子育て全般の当たり前を変えられるようなパワーを持つ会社にしていきたいんです。

あとは海外展開はやってみたいですね。日本から海外に進出していって、すごく強い企業ってあまりないので、ダイバーシティのなかで生まれてくる共通認識に興味を持っているんです。

「保育のグローバル基準はどれだけそろえていける?」というところに興味を持っていて、日本の中でデファクトスタンダードの立ち位置をつくれたあとに海外に出られたら、海外の当たり前と日本の当たり前がそろっていくと思うんですよね。そこまでやれたら面白いなぁ。僕たちより下の世代が自然とグローバル基準なものを受け取れる世界になるなっていうのも期待できますしね。

———それを実現するために、どんな人に仲間になって欲しいですか?

そうですね……。コドモンって社会的意義のあるプロダクトであるっていう性質が大きいので、その業界への影響度に責任感を持って、どんどんよくしていこうって思ってくれる人に来ていただきたいですね。

ドメインに共感しているとかじゃなくても、どこかで困っている人を本気で助けたいって思いを持っている人にいてほしいなと。

 あとは世の中の変化に対して、自分で進化をしていける人で、その進化で周りに影響を及ぼせる人。自分だけじゃなく、相手の進化をリードできるっていうところはポイントです。そういうひとにコドモンのリーダー層・マネジメント層になって欲しいですね!

———ありがとうございました。ハングリーさ、上昇志向は事業を大きくしていく上で大事なものなので、いつまでも忘れずに一緒にコドモンを盛り上げていきましょう!

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