こんにちは!コドモン人事です。
月に一度、みなさんに井戸端会議のような気軽さと、新卒らしい熱い姿を座談会形式でお届けしてきたこの企画。そこからのスピンオフで新卒メンバーのストーリーに焦点を当ててご紹介いたします。
当時、中途入社のメンバーがほとんどだったコドモンで活躍する2020年度新卒は、どんなキャラクターなのか?どのようにしてコドモンと出会い、入社を決めたのか?じっくり聞かせてもらいましょう!
第2弾は、学生時代から中途社員と間違われるほどのしっかり者ぶりを発揮し、努力家精神でバリバリ頑張るカスタマーサクセス部自治体向け活用支援担当の野村さんです。
限られた時間で最大の成果を出すために
———どんな学生生活を過ごしてきたのですか?
卒論とインターンの2軸で、大学生らしく努力した日々でした!
大学では国際政治を専攻していて、特に興味を持ったのはポルトガルという国でした。軍事力も財力もない小さい国が、世界の傾向に逆らって植民地政策を維持し続けていたと知って、そんなことを可能にした背景を知りたくなって卒論テーマに定めました。ただ、必要な研究資料が日本ではほぼ収集できず……情報を求め、現地の学生にコンタクトを取ってポルトガルへ留学しました。
現地では楽しかった思い出もあるのですが、ポルトガル語が話せない状態で留学したので、最初の数か月は本当に苦しみました。ネイティブしかいない寮に住んだので、コミュニケーションができないと生活もままならず……。ものすごい危機感に晒されたことで4か月間の猛勉強をし、筆記もオーラルも留学先のクラスで好成績を修めるまでに成長しました!
それから大学の図書館で必要な文献も見つけられて、全部日本語に翻訳して、無事に卒論を書き上げることができたんです。卒論という明確な目標に向かって、限られた期間で必要な情報を集めてくる必要があったので、効率よく行動するために本当に頭を使って動いていましたね。その時の行動は間違いなく、今の業務につながっていると思います。
———コドモンに来る前も、インターンをしていたのですよね。
はい。最初のインターンはエネルギー業界のIT企業で、営業部隊の入札業務を任せてもらいました。
初めてのバックオフィス業務で右も左もわからない状態でしたが、忙しいベンチャー企業だったので手取り足取り教えてくれる環境ではなく、電話・メール対応や仕様書の確認、必要な書類の作成など、とにかく見様見真似で取り組む日々でした。
そこにいた新卒やインターンの先輩たちがとてつもなくエネルギッシュで、自分の知っていたぬるい学生像・新卒像が崩れ落ちたのを覚えています(笑)。
今のコドモンのように急成長しているフェーズだったので、毎日130%の力を振り絞って働いても仕事が終わらないし、先輩方には一向に追いつけないしで、泣きながら帰宅したこともありました。
それでも、その会社で出会ったみなさんには本当によくしていただいたし、本当に尊敬していたので、留学まで辞めようと思ったことはなかったです。今でも時々連絡をとって近況を報告しています!
目指す世界にドンピシャ!勘違いが産んだ奇跡の出会い
———コドモンに入社すると決めた経緯を教えてください。
就職活動では、まず大きな軸として「自分の労働時間を、誰の何のために使うのか」ということをとことん考えました。そこで、子育てに関わる人たちの負担軽減に貢献したいと考えるようになって。
私は「子どもたちに、大人の都合で不幸になってほしくない」という気持ちをずっと持っていたのですが、大人の都合が優先されちゃうときがあるとしたら、それは「大人たちが辛い環境下にあるとき」なんじゃないかと気づいたんです。
それと同時に、せっかく技術は進歩して、IT化が進む領域もたくさんあるのに、それが行き届いていない社会があることに憤りを感じていて。大人たちの「しんどさ」を少しでも軽減して、その先にいる子どもたちものびのび育つ環境にしたいという思いから、ITの力でその根本を解決できるような、影響力のある会社をずっと探していました。
でもなかなか見つからなくて、私ってこだわりすぎなのかなぁ、視野が狭いのかなぁと心配になっていた矢先に、Wantedlyにスカウトが届いたんです。
そこには、「保育園や幼稚園向けICTシステムを開発・提供しています」と書いてあったので、もうびっくり。お風呂上がりの水も滴る状態のまま、すぐに会社情報を調べて連絡しました(笑)!
会社のミッション・ビションを見て「私のやりたいこと、まさにコレなんだけど!」と思って、感激しちゃいました。自分で探しても全然見つからなかったのに、まさかドンピシャの会社からスカウトが来るなんて思わないですよね!
後からわかったことなのですが、実はその時期は新卒採用をする予定はなかったらしく、私のことは社会人と間違えて連絡をくれたそうなんです!カジュアル面談で、「転職どうですか?」って聞かれてびっくりしました(笑)。
しかもスカウトのリストに入ったのは、オープン予定だった宮崎オフィスのメンバーを探している中で佐伯さんが設定した「宮崎」という検索ワードに、たまたまプロフィールに記載していた私の母校「宮崎大宮高等学校」が引っかかっただけだったんですよ(笑)。
佐伯さんが「宮崎」ってワードで探していなくて、私のことを中途と勘違いしてくださらなかったら届かなかったスカウトなので、本当に不思議なご縁だなって思ってます!
そこで人事の麻賀さんやほかのメンバーのみなさんとお会いしたのですが、掲げられたビジョンがしっかり浸透しているのがお話の内容から伝わってきたので、違和感なく飛び込むことができたんです。
———いまはどんな仕事をしていますか?
今はカスタマーサクセス部の活用支援チームで、自治体担当をしています。コドモン導入を決めてくださった自治体が安心して運用開始できるように、そしてどんどん活用していただけるようにサポートするのが主な仕事です。
プロジェクトハンドリングとか、関係各所の調整が多いですね。とにかく関係者が多いので、コドモン社内の営業チームや、代理店ともしっかり認識を合わせられるように取り組んでいます。
それからCSのエンプラ・自治体チームとしてはまだまだ創世記なので、自分がこれまで約30自治体のオンボーディングを担当した経験を踏まえて、対応の型化・効率化を行い、資料作成に勤しんでいます。
その過程で大事にしているのは「これが正しい!」という風にガチガチに固めないことです。これから増える仲間が、自分なりに工夫し自分の言葉でお客様対応ができるよう、さらに新たなアイデアを盛り込んでアップデートしていけるように、各対応フローや資料の目的は押さえなるべくシンプルになるように工夫しています。
配属から今日まで働いてみて、改めて感じるのは「コドモンって子育てのインフラなんだな」っていうことです。
自治体の担当の方から「市民のみなさんに、子育てについてのお知らせを一斉配信したい」「コロナで一斉休園となるので、先生方が子どもたちの状況を確認できるようにしたい」というような相談を受けると、本当に身が引き締まります。
大切な情報を届けるのに不便があってはならないし、一刻も早く、保護者と先生のコミニュケーションの体制を整えないといけない。担当者としてその期待にしっかり応えられるように、もっと自分を鍛えたいし、チームを強くしていきたいんです。
日々の業務量は多いし、自分の力不足で悔しいと思うことも数え切れないほどあります。それでももっと頑張りたいと思えるのは、やっぱり自分の仕事が、最終的には子どもたちにつながっていると思えるからなんです。
先輩の言葉や行動を噛み砕き、自分に落とし込んでいく
———先輩から教わったことで大切にしていることはありますか?
星加さんから教わった「自らの行動の説明をする」ということです。もともと自分は「説明のつく行動をとる」ことは大事にしていました。ただ、自分の中で納得できたらそれで完結していたんです。それを「しっかり相手に伝わるように説明する」というのを新たに学んだので大切にしています。
星加さんはよく「何でこんなことを言うかっていうと」とか「何でこういうふうに作ったかというと」という言い回しをされます。最初は口癖なのかな?と思っていたのですが、相手に話の内容や状況を理解してもらうためのコツなんだと思います。
そして「説明をする」からには、こちらとしては「伝えた」で終わるのではなく、相手にしっかり伝わるまでの工夫をする必要があるということも教わりました。目の前にいる相手がわかる言葉を使い、イメージを頭に描けるように話を組み立てて説明をするのが大事なんです。
そのためには、相手の反応をよく確認することも必要です。まだうまくできない場面も多いですが、インターン生に色々なことをお伝えする機会が増えて、腑に落ちてきたところです。
あともうひとつだけいいですか。「有事の時に動ける人間」という言葉が忘れられなくて。去年、HRチームでインターンをしている時に栗崎さんのコンテンツを担当していたんですけど、その時伺ってから、ずっと意識しています。
なかなか簡単なことではないと分かっているんですけど、いろんな場面を自分ごととして捉えて「今、自分に何ができるか」を考え、できるかも!と思ったらすぐ動くように努めています。
———コドモンでやりたいことはなんですか?
もっともっと自治体のお客様を増やせるような動きをしたいです!
今も自治体の契約数はどんどん増えていて、本当に全国各地でコドモンの口コミが広がる状態になっているんだな、といい意味でプレッシャーを感じています。自治体のオンボーディング・アダプション・エクスパンションのための体制をチームで協力して整備し、実績を積むことがまずは第一です。
さらに、それと並行して、ICT推進部や開発部のメンバーとももっと協力して、お互いに力が発揮できるような仕組み作りをしていきたいです。そうやってお客様の少し厳しいお声も確実に関係するメンバーに届けたいし、嬉しいエピソードや成功事例など、もっとリアルタイムに検討中のお客様に届くようにし、自治体におけるコドモンのシェアを圧倒的なものにしていきたいです。
コドモンを導入する自治体がもっと増えたら、その先でまたやりたいことがあって……。たとえば、コドモンを通じて保護者や、保育・教育現場で働く方たちの情報交換の輪ができたり、物理的な距離に囚われずにもっと沢山のいろんな立場の人がいろんな形でエネルギーを子どもに向けられるような仕掛けづくりをしてみたいと思っています!
———ありがとうございました。やりたいことをやれる幸せを噛みしめつつ、コドモンを活用してくれる自治体担当者や先生たちのために頑張りましょう!!