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2020.08.05 #その他

保育運営に関わる全ての業務をICT化したい。子育て支援日本一を目指す岐阜県山県市がCoDMONを使う理由

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保育運営に関わる全ての業務をICT化したい。子育て支援日本一を目指す岐阜県山県市がCoDMONを使う理由

「保育園等におけるICT化の推進」に関する補助金が全国の私立認可保育園に対して発表されて以来、デジタル化(DX)が遅れていた保育業界においても、CoDMON(以下コドモン)のようなICTツールの導入が急速に進んでいる。たとえば、登降園管理や指導案作成補助、保護者連絡を始めとした各種業務の改善だ。

しかし全国約45,000箇所ある幼稚園・保育園の中でICTツールの導入が進んでいるのは未だ約3割程度に止まる。

このような状況の中、市内にあるほぼ全ての保育園でICT化を推進する自治体がある。「子育て支援日本一」を掲げる岐阜県山県市だ。市内にある7つの市立保育園のうち4園にコドモンを導入し、8月3日から正式に利用をスタート。岐阜県内でも屈指の子育て支援の充実度の高さから、子育て世代の転入は増加傾向にある。

山県市の保育施策を主導する林宏優市長と久保田裕司理事兼子育て支援課長が東京のコドモン本社を来社。代表の小池が山県市の目指す保育業務のICTと子育て支援制度について意見をうかがった。

━━山県市は「子育て支援日本一」を掲げられていて、子育てをしやすい環境整備に向ける熱量の高さがうかがえます。具体的にはどのような支援制度があるのでしょうか。

(久保田理事) 当市では結婚を考えるカップルから今まさに子育てをされている方まで、人生のステージに合わせた様々なサポートを行なっています。たとえば出産祝金では、第1子・第2子出産後に10万円、第3子以降には20万円をまちづくり振興券での支給を行っています。

また0歳〜中学生までの医療費助成に加え、当市独自に18歳の高校生まで医療費を無償にしています。ただし高校生の間の医療費は保護者の方に一度お支払いただき、後に市にご請求のうえまちづくり振興券で償還払いする形をとっています。

(林市長) 山県市全体では人口は減少し、出生率も下がっていますが、近隣の自治体から当市に転入する方が増えています。年代で見ると「0歳〜5歳」「30歳〜35歳」の子育て世代の転入者が増加し、全体として人口は増加傾向にあります。

━━山県市の子育て施策が充実している結果ではないかと感じます。林市長が子育て施策を推進する際に大切にしていることを教えてください。

(林市長) 職員にも伝えていることですが、保護者の立場で物事を考えることです。たとえば、保育関係における書類での押印を不要とすることです。忙しい保護者の方にとって、書類に判子を押すのは負担になりますから。

(久保田理事) 市の保育園運営に最も提案をくださるのは市長ですからね。それほどまでに子育て環境について真剣に考えている。

(林市長) 少子化は行政が真剣に向き合うべき課題です。過去の市長選挙でも子育て施策の充実は公約に掲げてきました。地方自治に関わる者として、親御さんが子育てをどうやったらしやすくなるかを考えるのは当然です。 

私には3歳になる孫がいます。この子にとってうれしい支援は何か、親はどんなサポートを欲しているかというふうに当事者目線で考えられるのかもしれません。

また山県市は国に先立って、市立保育園の3歳児〜5歳児までの保育料を無償化しました。また自然に恵まれた土地を生かして行う自然体験事業は保護者にもお子さんにも好評です。

━━市長自らがいつも子育てについて考えていらっしゃるから、保育園運営への意見に繋がるのでしょうね。林市長の熱意の高さを感じます。

(林市長) ありがとうございます。あと当市の子育て施策で効果をあげたこととして、虫歯の子どもが少ないことをご紹介させてください。当市では保育園・幼稚園児〜中学3年生までの児童は、毎日フッ化物洗口を行っています。フッ化物洗口とは、食後に薬品を薄めた水を口に含んで口内を洗浄することを指します。フッ化物は歯質の強化に有用性があると認められています。

(久保田理事) 中学1年生(12歳)の事例ですが、虫歯にかかっている歯の本数はフッ化物洗口の開始前で2.17本だったのに対し、実施後は0.06本と大きく減少しています。岐阜県内平均の0.44本、全国平均の0.7本と比べても、虫歯がいかに少ないかがわかります。私は以前PTA会長をしていたのですが、虫歯の子どもを探す方が大変なくらいでした。

━━子育て支援のご状況をお話くださり、ありがとうございました。ところで山県市では保育現場における事務作業の改善を目的として、4つの市立保育園でCoDMONの導入を決めてくださいました。どのような課題を感じていらっしゃったのでしょうか。

(久保田理事) 保育士が日誌作りや手書きの連絡帳、延長保育の料金計算といった事務作業に追われてしまい、保育に時間を割きにくい環境があったことです。保育士の働き方改革は以前から議論されていたものの、なかなか進まずにいました。

現場で働く方の中には「連絡帳は手書きの方がいい」というふうに手間をかけることをよしとする考えを持たれる方もいらっしゃいます。たしかに手書きの魅力はありますが、人力以外の選択肢もあった方が保育士の気持ちにゆとりが生まれ、結果として保育の質向上に繋がるのではないかと感じていました。

あとは朝の登園時遅刻やお休みの連絡です。保育園をお休みする場合、保護者は当日の朝に保育園に電話をかけて来られますが、保育園には電話回線が一つしかないため、なかなか繋がらずお待たせしてしまうことがありました。一方で保育士は電話対応に追われてしまう。保護者も保育士も朝は何かと忙しいものです。この状況をどうにかできないかと思っていました。

━━おそらく多くの保育園で同様の悩みを抱えていらっしゃると思います。保育士の働き方改革がなかなか進まない状況から一気に4つの園でICTツールの導入を決められるまで動いた背景には何があったのでしょうか。

(久保田理事) 状況を大きく変えたのは、新型コロナウイルスでした。緊急事態宣言を受けて市内の保育園は原則休園となり、登園する園児の数は通常の2割ほどまで少なくなったことから、保育士に時間的なゆとりが生まれました。逆転の発想で、「ICT化を進めるなら今がチャンス」と捉えたのです。

コドモンには様々な機能がありますが、まずは保育士が日々負担に感じていた登降園管理や手書き連絡帳の電子化をメインで変えていくことになっています。

━━登降園管理や連絡帳の電子化を行うと、保育士にはどのようなメリットがあるのでしょうか。小池代表にお伺いしたいです。

(小池) 最大のメリットは、保護者・保育士双方の負担が軽くなることです。例えば保護者との連絡に関して、インフルエンザが流行する冬には登園時にお休みの連絡が集中し、電話が繋がりにくい状況が発生しがちです。でも多くの場合、前日の夜のお子さんの体調を見て保護者は翌朝登園できるか判断できます。コドモンを使えばその場で欠席の連絡ができるので、翌朝に保育園へ電話をかける必要がありません。保育士からしても園児の受け入れや検温で忙しい時間帯に電話対応をせずにすみます。

また連絡帳を電子化すると、記入の時間的な制約がなくなります。手書きですと保護者は登園までに、保育士は保護者のお迎え時間までに書き終えなければいけません。保育士は園児の午睡時に園児の様子や伝達事項を連絡帳に書いています。低年齢児の場合は定期的にうつ伏せ寝をしていないかチェックする必要があるので、手書きの連絡帳は保育士の負担になりかねません。

それにアプリを使えば画像付きで園児の様子を伝えられます。たとえば水遊びを楽しんだことを書きたい場合、お子さんが満面の笑みを浮かべて水と戯れている写真があるほうが、文章だけよりも伝わることが多いですよね。

そのほか、日誌や指導計画といった文書に定型文をご用意しています。必要に応じてアレンジして作成いただけるので、事務作業に費やす時間を軽減できます。

━━新型コロナウイルスの流行を受けて、一部の企業ではテレワークが推進され、非対面型の働き方が取り入れられています。保育業務のICT化により、山県市の保育園でも「会わずに働く」という選択肢が広がる気がします。

(久保田理事) その通りで、今後起こりえる第2波、第3波の備えとして保育業務のICT化は大いに役立つと期待しています。ペーパーレス化をして保育園のスタッフが自由にアクセスできるようにしておけば、書類を見るために保育園に出向く必要がないため、外出自粛の環境でも仕事ができます。コドモンとは少し話が別になりますが、保健師による乳幼児訪問において、対面しなくても対応できるオンライン健診も予定しています。

━━詳しくお話くださりありがとうございました。現時点では7つの園のうち4園でのICT化を進めていらっしゃいますが、残りの3園でもデジタル化を進めていかれるお考えでしょうか。

(久保田理事) はい。残り3つの園でも今年度中の導入を目標にしています。さらに学童でもICT化を進めていくつもりです。登降園管理や連絡帳の電子化が軌道に乗ったら、給食管理を始め、保育園運営に関わる全ての業務のICT化を目指しています。

保育士・保護者がICTツールを使いこなせるかとの心配はありましたが、コドモンは、スマホのアプリを使う感覚で簡単に操作できます。きっとみなさんはすぐに慣れてくれると思っています。

(小池) たくさんの方にコドモンをお使いいただいていますが、保護者の方から使い方がわからずにお問い合わせをいただく事はほとんどありません。直感的な画面操作で、マニュアルを見なくても簡単に扱えるのがメリットです。

(林市長、久保田理事) 自治体にある全ての保育園でICT化を実現したケースはまだないと聞いています。ICTツールによって保育士の仕事をサポートし、当市における保育の質を高めていきたいです。これからも色々な先進的な取り組みについてご一緒させていただければと思っています。

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