
保育・教育施設向けICTサービスを提供する株式会社コドモン(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:小池義則、以下 コドモン)は、茨城県つくば市と連携して実施している「保育ICTラボ事業」の一環として、同市内の社会福祉法人 知覧中央福祉会 東岡保育園(以下、東岡保育園)におけるICT活用の取り組み事例を共有する「事例共有会」を、2025年10月29日に開催しました。
当日は、つくば市内の保育園に所属する保育士や、つくば市役所のこども部幼児保育課の職員など計19名が参加。保育ICT化により保育がどのように変わるのかを体感してもらうために、午睡センサーやAI写真分類など保育ICTの先端機能の実演タイムを設けたほか、導入までの経緯などについて質疑応答を行いました。
■こども家庭庁が推進する「保育ICTラボ事業」とは
保育ICTラボ事業とは、こども家庭庁の助成のもと、保育ICTの導入・利活用における効果的
なロールモデルを創出し、全国への魅力発信を図る事業です。コドモンでは、茨城県つくば市と大阪府豊中市と連携しています。
詳細:https://www.codmon.com/column/hoiku-ictlab_1/
■事例共有会について
事例共有会は、市内のほかの保育施設の職員がモデル園である東岡保育園を訪問し、保育ICTの活用状況を実際に見学することで、自施設でのICT導入/ICT活用促進の参考としてもらうことを目的に実施しました。当日は、2024年4月の開園当初から保育ICTを導入している東岡保育園の園長より、①保育ICT導入に至る経緯、②帳票や保育ドキュメンテーションのICT化の取り組みについて話されたほか、現場の保育士からは、新たに取り組んでいる保育ICTの先端機能の活用状況について説明がありました。
その中でも先端機能の活用状況に関する説明では、東岡保育園における保育面での3つの課題を解決するために、ICTの先端機能を活用していることが紹介されました。課題は以下の3つです。
①午睡チェック:午睡中は照明が暗く、乳幼児がきちんと呼吸しているかを目視で確認しづらく不安がある。
②写真共有・整理:保護者向け販売用に園児の日常を撮影した写真が毎週約200枚にのぼり、園児に偏りなく選定する作業負荷が大きい。
③職員間連絡:もともと利用していた連絡ツールでは、新規職員の登録や退職者対応の事務手続きが煩雑であるという点が示されました。
そして、これら3つの課題を解決するために、午睡チェックには午睡センサー「ココリン」、写真整理には“保育AI”による自動写真分類機能を備えた「せんせいフォト」、職員間連絡には業務専用連絡ツール「せんせいトーク」を導入したことが報告されました。
当日は、参加者が午睡センサー「ココリン」のセンサーが内蔵されたスマート肌着やおひるねバンドを実際に手に取り、その機能を確認したほか、数多くの写真の中から特定の園児に偏りが出ないよう自動分類を行う工程が紹介されました。
■参加者のコメント(一部抜粋)
・実際に使っている様子を見せていただくことで、イメージがつきやすく、ICTに関するハードルが下がった
・まだ当園で実施していない機能の詳細が聞けたので参考になった
・実際の使い方がわかった。他園との交流もありよかった。また、実際に使っている現場の保育士さんのお話も聞けたのでよかった。使っている保育園側と、提供しているコドモン側のお話も同時に聞けたのでよかった。
■茨城県つくば市との取り組みの特徴
上記の他にもコドモンはつくば市と保育ICTラボ事業を通じて、さまざまな取り組みを行っています。
・ICT未導入園とICT高活用園(東岡保育園)の2タイプのモデル園を設定し、ICT導入/活用促進に資するモデルケースの作成
・ICT活用に不安を抱く園に寄り添った巡回支援員派遣や相談窓口の開設、動画研修の提供
・保育士同士、自治体間の交流を促すICT協議会などを通じ、実践事例の地域内外への展開と普及
詳細:https://www.codmon.com/column/hoiku-ictlab_2/
■東岡保育園について
2024年4月に開園した東岡保育園は、園長の上之涼子氏、工学博士の小峰恵子副園長らが「心やさしく、たくましく、感受性豊かに、生きる力を育てる」を理念に掲げ、開園当初から「ICTコドモン」を積極活用しています。
詳細:https://www.codmon.com/column/hoiku-ictlab_4/
■今後について
株式会社コドモンは、「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というミッションを掲げ、業界シェアNo.1(※)の保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」 を提供しています。園児/児童情報と連動した成長記録や指導案のスマートな作成、登降園管理、保護者とのコミュニケーション支援機能などを通して、先生方の業務負担を省力化。これにより、こども施設で働く職員と保護者の方々が子どもたちと向き合うゆとりをもち、より質の高い保育ができる環境づくりを支援しています。
また、ICTによる支援だけでなく、保育施設向けECサービス「コドモンストア」、すべてのこども施設職員が利用可能な優待プログラム「せんせいプライム」、保育施設向けオンライン研修プラットフォーム「コドモンカレッジ」も展開しています。これらの多角的な取り組みを通じて、「子どもの育ちや学びを社会全体で支えられる世の中へ」というビジョンの実現を目指しています。
※「SaaS型業務支援システムの導入園調査 2024」 株式会社東京商工リサーチ(2025年1月)
■株式会社コドモン 会社概要
◆所在地:東京都品川区西五反田八丁目4番13号 五反田JPビルディング10階
◆資本金:6,825万円
◆代表者:代表取締役CEO 小池 義則
◆設立:2018年11月
◆事業内容:保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」の運営、写真販売サービスの運営、決済代行サービス、採用支援・園児募集支援事業「ホイシル」、保育施設向けECサイト「コドモンストア」の運営、オンライン研修事業「コドモンカレッジ」、こども施設職員への福利厚生サービス「せんせいプライム」の運営等。
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株式会社コドモン 広報
TEL :080-7303-6026 / 080-4466-6738
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