コドモンでは宮崎でのサポート研修を終えたあと、「コドモンを深く知り、配属部署での業務に活かす」ことを目的に、本社の東京オフィスで座学を中心とした全体研修を実施しています。
- ・社会人としての自覚や責任感を身に付ける
- ・様々な「現場の声」を通して各部署の役割を知る(取り組みについてはサポート研修の記事をご覧ください!)
- ・コドモンメンバーの一員として全員が笑顔でスタートを切れる状態になる
この3つを研修のゴールに掲げ、今年度からさらに新卒研修の時間が充実したものになるよう、設計から見直しを行いました。新たな取り組みを含め、2週間で実施したカリキュラムは20個。19名の先輩メンバーに講師として参加をしていただき、チームコドモン一丸となって研修を創りあげることができました。
▶︎全体研修のスケジュール(※サポート受電時は交代制で休憩をとっています)
今回は全体研修のリニューアルに企画段階から携わったコーポレート統括部の辻村さんと橋口さんに、研修に込めた思いやその裏側についてお話ししてもらいました。(※5月末収録の内容になります)
まずは簡単に自己紹介をお願いします!
(辻) 辻村です。2020年の7月にコドモンに入社し、人事として新卒・中途の仲間集め、採用広報、階級別研修などを担当しています。今年の4月から組織戦略の観点で経営企画と兼務をしています。
(橋) 橋口です。前職では中学校で教師をしており、2020年7月にコドモンに入社をしました。最初は、宮崎オフィスのカスタマーサポート担当として入社し、人事と兼務をしていましたが、最近人事へ異動して主に中途の仲間集めを担当しています。
「もっとコドモンが好きになる」そんな研修を目指して。
去年までの全体研修から内容を一新したとのことですが、その背景について教えてください。
(辻) 去年までの研修は宮崎でのサポート研修から帰ってきて1週間くらいで実施して、4月の中旬には新卒メンバーが各部署に配属される流れだったんですが、今回から4月いっぱい研修をする方針に変えました。
事業部に配属のヒアリングをした際に、4月は繁忙期なので、部署によってはオンボーディングの体制を整えることが難しいという意見をもらっていて、会社全体のことを考えたときに、配属を5月に変更した方が新卒にとっても事業部にとってもメリットがあるのではと、研修期間を伸ばしました。
今までは2、3名でこの新卒研修の企画や講師を担当していたんですが、コドモンには様々な分野のプロフェッショナルが多く在籍しているので、せっかくならそのメンバーに講師を担当してもらうのがいいんじゃないかと考えた結果、去年までにはなかった色々な研修を実施することになりました。
▶︎橋口さん(写真左)、辻村さん(写真中央)
どんな思いを持って企画したんですか?
(辻) 新卒メンバーが「とにかくスムーズにチームコドモンの一員になってほしい」という気持ちは大きかったです。それぞれが配属された部署で活躍できるように、その土台をしっかり作りたかったので、この研修によってコドモンへの理解度が上がったり、経営陣やGM(ゼネラルマネージャー)、マネージャーの顔を知っていることで、今後の会話のきっかけになるような場にしたいと考えていました。
それに、同期全員と過ごせるのは新卒研修のときくらいだと思うので、同期同士の関係値がきちっと構築できるようなスケジュールを意識しました。
(橋) 同期とのつながりがあることで、安心感が得られる部分もあると思うんですよね。それに、この研修を通してもっとコドモンを好きになってほしいなと思っていました。
(辻) 「こういう研修をやると意味があるよね」「新卒メンバーがこんなことを知ることができたらよさそう」と相談をしながら会社のみんなと作りあげた感じがしています。
研修を実施するにあたって工夫した点は?
(辻) 社会人としての自覚や責任感を身に付けるために、毎年ビジネスマナーやマインドの研修を行なっているのですが、去年までは人事のメンバーが講師を担当していました。ただ、社内外問わず次のステップに進んだときに、失礼のないビジネスマナーをプロフェッショナルから教えてもらうことに意味があると思い、今回からは外部に依頼することにしました。
▶︎ビジネスマナー研修の様子
(橋) 辻村さんは研修が終わった後のこともすごく考えてくれていて、「こんなに素敵な研修内容なら、新卒はもちろんだけど、録画をして社内メンバーにも共有した方がいいんじゃない?」って提案してくれたんですね。そこまで見据えて、コドモンのみんなにとってよい研修になるように準備を進めていたんだなと思いますね。
コドモンメンバーの一員として全員が笑顔でスタートを切れるように、あえてオフラインで開催したことも、工夫した点だと思います。
(辻) 新型コロナウイルスの感染状況によってはオンラインでの開催も検討していましたが、やっぱり人柄や雰囲気って、オフラインのほうがより伝わりますし、熱量も違うと思っていて。
研修の講師を担当してくれたメンバーも、オフラインで開催することを伝えたら、快く引き受けてくれました。新卒研修って、新卒にとっては人生で一回きりの時間じゃないですか。その時間を大事にしてくれるメンバーが多くて本当にありがたかったですし、これがきっかけで、会社で会ったときに話しかけやすくなったんじゃないかなって思います。
(橋) 新卒のみなさんが日報にも書いていましたね。「実際に会えてよかった」って。
(辻) ちょうど研修と同じ時期に、コドモンTシャツとパーカーのデザインが新しくなったので、総務のメンバーが新卒全員にプレゼントしてくれたんですね。
そのデザインをしてくれたのがマーケデザインチーム(MD)なんですけど、新卒がみんなでパーカーを着てMDに「着ました!見てください!」って言いに行ったりしていたみたいで、研修を通してコミュニケーションのハードルを下げられたんだなって実感しました。
▶︎新しくなったコドモンTシャツを着た新卒メンバー
文化としていつまでも根付く研修になるように。
今回の研修を通して、新卒メンバーに活かしてほしいことはありますか?
(辻) 「よかった!」と思う研修はそれぞれ違うはずなので、心に残った研修内容を、業務やこの先のキャリアに少しでも活かしてくれたら嬉しいですし、そこで得た学びを他の人にも共有できるところまでいくともっといいのかなと思いますね!
(橋) この研修はオリジナルの研修だったからこそ、コドモンのよさや雰囲気、会社のことがいろいろと見えてきたと思うんですね。その中で、自分が掴んだものや気になったもの、心に残ったものというのを大事にしてほしいです。そして、コドモンメンバーとしてますます活躍してほしいと思ってます!
研修を通して、同期同士のつながりもより深まったんじゃないかなと思うので、部署が変わってもお互いに支えあったり、よい刺激になるといいなと思います。
(辻) 同期との仲はもちろん、研修を経て色んなメンバーとのつながりもできたと思うので、そのつながりを活かしてこの「新卒」という時間を楽しんでほしいですね。
▶︎マーケデザインチームによるデザイン研修の様子
研修が開催できてよかったですか?
(辻) 新卒が入ってくるウェルカム感を全社で持てたことは大きかったですね!もともと新しい仲間を暖かく迎え入れる文化がコドモンにはありましたが、新卒が入ってこないチームもありますし、「こういう人たちが入ってきたんだな」と改めて知ってもらえる機会にはなったんじゃないかと思います。
(橋) みなさんこの1か月でだいぶ変わったなという印象です。研修前は、不安やドキドキもあったと思いますが、お互いの絆も深まって、ワクワクしながら新しい部署に配属されたイメージがあります。今すでに新しい環境でどんどん活躍されている姿を思うと、研修を開催してよかったと思いました。
辻村さんや谷口さんをはじめ、新卒研修に関わってくれたコドモンメンバー全員に感謝しています。
初めての試みで見えていない部分や課題もまだまだあるので、その分アンケートの結果をしっかり振り返って、いただいた意見を来年に活かしたいなと思います。
(辻) 未来の研修を作っていくのはもしかしたら新卒かも知れないですし、しっかり振り返りはしたいですね!チームコドモンみんなで新卒を迎え入れるという文化が、この先もちゃんと残って、長く根付いてくれたらいいなと思います。
研修最終日。小池さんより一人ひとりに手渡しされた配属決定通知書を持ってGM(ゼネラルマネージャー)と新卒メンバーみんなで記念撮影!(※撮影時のみマスクを外しています)
まとめ
研修最終日には配属先の発表も行われたのですが、研修をやりきった達成感や新たなスタートへの期待から、新卒メンバーの表情はとても晴れやかに見えました。
新たなカリキュラムが盛りだくさんとなった今回の全体研修。私もすぐ側で研修の様子を見学していましたが、どの研修も非常にためになる内容ばかりで、こんなに素敵な研修を受けられた新卒メンバーをとても羨ましく思いました!
文化としてこの全体研修が根付くためにもブラッシュアップを重ねて、さらによい研修を来年以降の仲間に届けられるよう頑張ります。もしかすると、今回の研修を受けた新卒メンバーが数年後には講師として教えてくれるかもしれないですね……!